[ことば]
お子さまたちはまだまだ0、1、2才ですからできないことがあったって当たり前です。これを書いているぱぱさんだっていまだにできないことはいっぱいあるのですから。(というか、昨日までできていたことが、今日はできなくなっていることにびっくりです)
朝のお家の方とのお別れの時に、泣いてしまう子。
帰りのお家の方との再会の時に、泣いてしまう子。
遊んで・食べて・寝て・起きて・食べて・遊んで・降園といった生活の中の、・のところを場面の転換点としますと、場面の転換点で、涙をながしてしまう子。
お友だちへのアプローチの方法が適切でないため、お友だちを傷つけたり泣かせてしまう子。
遊び込むエネルギーをまだ発揮できないでいる子。
鼻をかむ、爪を切る、シャワーを浴びる等の衛生に過ごすことの意味が分からず拒絶する子。
おはよう いただきます ごちそうさま ありがとう ごめんなさい さようなら といった言葉に関心を示さない子。
さくらそう保育園では日々の生活の中で、「保育者の眼力とことばとボディランランゲージと、周りのお友だちの力を借りて、」少しずつですが、克服できるよう導いています。
この中でことばは重要です。子どもはまだ言葉を上手に話すことはできませんが、大人の話を聞く能力はきちんとあるのです。ですから保育者は子どもが「わかるわからないにかかわらず」お話しするのです。
ダメということばを使ってしまうと、感情的になり過ぎたり、何故ダメなのかの「何故」の部分を伝えることができずにただ否定するだけの表現になってしまうのです。ですから保育者はダメということばを使わないで子どもにお話しします。「そうされると痛いからやめようね」「そうされると困っちゃうからやめようね」といった具合です。この場合「何故」の部分は「痛いから」「困っちゃうから」となります。この「何故」が子どもに伝わったとき、子どもは大きく成長するのだと思っています。いつか伝わることを信じて待ちつつ、今日もお話しする毎日です。