[遊びのなかで]

大型カラーソフト積み木を並べてその上を渡って楽しんでいます。積み木を山や崖や橋に見立てて、登ったり飛び降りたり渡ったりして喜んでいます。やる気満々の目の輝きは素敵です。で、実際にやってみると、保育者の念入りな交通整理が必須です。
進入速度が速すぎて転ぶ子、バランスのとり方が悪くて転ぶ子、止まって満足で後ろが困っていることに全然気が付かない子、割り込みする子、逆走する子、渡るより壊す子、お友だちにぶつかる子・・・「お子さま一人ひとりの原石の輝き眩しい!」という感じです(笑)
保育者はそれぞれのお子さまに、視線身振り手振り言葉がけ抱擁等で、分かるように優しく援助をしています。そしてその援助が実を結んできているように思います。お子さまの様子がしっとりとしてきました。
一つだけ不思議なことがあります。転ぶとき、必ずその部分の積み木が崩れるので、補修が終わるまで全体がストップするのですが、この時みんな一様に補修が終わるまで待つことが出来るのです。山にいる子は山の上で、崖にいる子は崖の上で、橋にいる子は橋の上で・・・まあ、目の前が崩れているわけですから後ろの子は待たざるを得ませんね。次の子も先が壊れているので待ちます。また次の子もまたまた次の子も・・・まるでみんなのなかに「あそこが壊れているから互いに待とう」という共通の思いが生まれているようです。
見通し、見立て、共通の思い、こういうことを遊びや生活を通して学ぶ場所が「さくらそう保育園」です。お子さま一人ひとりが、保育者の視線身振り手振り言葉がけ抱擁によって、視野が広がるよう関わっていきたいと思っています。
きれいなお花

トップ気まぐれコラム > 遊びのなかで