[ピンク色の子育て(2)]
子育てを行う上で陥りやすい大人の状態は次の4点ではないかと思います。
怒り過ぎ→過度に怒鳴りつけてしまうこと。子どもは委縮し自信がもてなくなります。
従い過ぎ→過度に従ってしまうこと。子どもは自分が一番偉いと勘違いしてしまいます。
構い過ぎ→先手を制してしまうこと。子どもは自分で考え判断し行動できなくなります。
放任し過ぎ→見つめ合いと触れ合いが無いこと。子どもは愛に飢えてしまいます。
ということは、怒鳴り過ぎず、従い過ぎず、構い過ぎず、放任し過ぎないことがいいのですね。
ここで大切なのは、「し過ぎない」ということです。大丈夫、子どもはちょっとくらいなら怒ったって従ったって構ったってほっといたって、おかしくなりません。いやむしろ逆で、ちょっとくらいは必要かもしれません。ちょっとの怒りなら子どもは納得し、ちょっとの従いなら子どもは認められていると思い、ちょっとの構いなら子どもは安心し、ちょっとの放任なら子どもは自立します。ほどほどが良いということですね。
ぱぱさんはこの、ほどほどにコントロールしている状態、あるいはコントロールする力のことを、「愛」というのではないかと思います。これを色に例えてみます。「やり過ぎを赤」、「やらな過ぎを白」とすると、一番いいのは「ピンク」です。「ピンク色の子育て」、何といい色なのでしょう。