[鈴虫]

この夏休み、保護者の方から鈴虫をいただきました。子どもたちは毎日水槽の前に陣取って水槽の中をのぞき込んでいます。やがて鈴虫は成虫になり、鈴を転がす良い音色で鳴くようになりました。

この鈴虫、土日はパパさんが世話をするため自宅に持ち帰っています。すると月曜日、パパさんよりも早い時間に登園する子どもたちは鈴虫の到着よりも早くに来ることになり、「あれっ?スズムシがいない」ということになります。そこで焦ったH君、「れ?」と言いながら保育室中を隈なく探し回っていたということでした。何とも可愛らしいH君。彼は保育園にある子ども向けの昆虫図鑑を持ってきて、鈴虫の載っているページを開けて、写真と実物を見比べてとても喜んでいます。

一方R子ちゃんは、毎朝鈴虫が羽をこすり合わせて鳴いている姿を見て「おはようっていってるね」と言います。鈴虫が茄子に乗って食べている姿を見て「茄子おいしい?・・・Rちゃんきらい・・・きゅうりは好き」とお話ししています。

「写真だけではない本物との出会い」が子どもの心を育てるためには大切なのではないかと改めて思いました。
鈴虫に見入る子どもたち
園で飼っている鈴虫

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