[手づかみで食べるということ]

今日の給食はミートソーススパゲッティ!楽しそうに食べているこの写真をご覧ください。もちろんフォークも使っていますが、夢中で食べているうちにいつの間にか手づかみになっていきます。

手づかみ食べ

0.1.2歳児の子どもにとって、手づかみで食べるという経験はとても重要です。お料理に触ってみたら「熱かった、ぬるかった、冷たかった」「硬かった、柔らかかった、ごつごつしてた、つるつるしてた、ねばねばしてた」「小さかった、大きかった、長かった」etcといった、さまざまな感触が指を通して脳に伝わっていきます。こうした感覚はお料理を通してのみ、学習することができるように思います。

そして、子どもたちはいつか、隣にいる大人の食べ方を覚え、真似し、自然に手づかみ食べを卒業していきます。スプーン、フォーク、ナイフ、箸といった体験につながっていくのです。一つひとつのプロセスを大切にして、それぞれの段階で寄り添っていきたいと思います。それを食育というのでしょう。

汚れてしまうからという理由で、大人が食べさせてしまうと、このような大切な感覚を学ぶ機会を奪うことになるかもしれません。さくらそう保育園・第2さくらそう保育園では、手づかみをじっくり体験しています。

といっても、汚れ対策も一応しています。テーブルの下にブルーシートを敷いて床の直接の汚れを防いでいるのです。すると、なんということでしょう!テーブルの下に落ちた食材を、足の裏でこねくり回して喜んでいるお子さんがいるのです。きっと将来は、腰の強いうどんを足踏みで作る職人か、ブドウを足で踏んで搾り、美味しいワインを作る人になれることでしょう。わっはっは!

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