[園ブログ(見立てあそび)の解説]

丸めた広告の電車
この写真、二人の男の子が広告を丸めた棒のようなものを手に持って床に寝そべっていますね。
実は、極めてゆっくりなのですが手を動かしているのです。彼らにとって今、棒は電車です。
「がたん がたん・・・」声が小さく出ていますよ。

去年は、写真のうちの青い服の男の子が、本物の?おもちゃの電車を手に、同じように遊んでいました。おもちゃの電車でも、寝そべって目を近づけて動かすとスーパーリアルに見えるのですね。1年たった今、電車仲間ができました。

さて、おもちゃの電車より棒の方がいいことがあります。棒は電車として機能するだけでなく、時に、踏切としても活用されるからです。
踏切

遮断機が上がったり下がったりしますね。これを表現するには、紙の棒が一番なのです。(その写真がないのが残念ですが・・・)
今度は何になるのかな?

時に電車になったり、時に遮断機(彼らはカンカンと呼んでいます)になったり、この2人は変幻自在に楽しんでいるのです。


イメージを膨らませて時間を忘れて遊びこむことはとても大切な経験だと思います。もしかしたら高価なおもちゃよりも、広告紙や段ボールのような廃材を活用した方が、豊かになるのかもしれません。こういった遊びの時間を保証してやりたいものです。

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