2019年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、去年の教会バザーにて、このような掃除機のおもちゃの中古を100円にて購入しました。お子さまたちの喜びようは相当なもので、費用対効果抜群のおもちゃとなりました。
ところがこのおもちゃ、本体とヘッドをつなぐジャバラの強度不足という欠陥があるようで、(まあ、みんなで引っ張り合って取り合うので無理もないのですが。製品の欠陥というより使い方の問題です・・・)最初は、外れたら修理を繰り返していたのです。そのうちにジャバラが無くなってこのように二つのおもちゃに変身してしまいました
通常なら捨ててしまうところなのですが、そのあとのお子様方の使い方がとてもユニークなのです。先ずはヘッド部分、これはこの部分だけで立派なスティック型クリーナーとして成立するではありませんか。(そういえば家庭でもキャニスター型の掃除機はいつの間にか過去のものになっていますね。)また、このヘッド部分をライフルに見立てて標的を撃ったり、トランシーバーに見立てて味方と交信したりしています。
掃除機本体の使い方としては、ポットに変身してコップに飲み物を注いだり、乗用車のおもちゃとして使われたりしています。最近歯医者さんに行ったお子さんが、口の中のバキューム機器として使用しているのを見て、「まさかそんな使い方をするとは」と、びっくりしました。
ポイントは、おもちゃが分解バラバラにならなければ、このように遊びが発展展開することは、なかったのではないかということです。バラバラになって良かった!!!
子どもたちの「見立てる力」は自由自在で、素晴らしいです。もしかしたら本物そっくりのおもちゃは使い方が案外限定されるのかもしれません。一方、抽象的なおもちゃは、無限の見立てを得て、使い方に限定はないようです。積み木とか、ブロックとか、廃材を使ったおもちゃ作りを、大切にしていきたいと思います。